木久学院の高等師範科、一月は二人着付で花嫁姿を作ります。
私達木久学院では一人で一人を責任持って着付ける1人着付を勉強してきましたが、花嫁の打ち掛け姿はしっかり補正をしますし着物の重さに加えて時間制限もあるため着付師二人が協力して着付ます。
花嫁に限らず二人で着付ける時は二人の意気が合わなければ上手く着付けられません。
特に花嫁の着付は助手の力が7割と言われるくらいに重要な役割を果たします、立ち位置を花嫁の前と後に決めてそれぞれが責任もって協力し合って着付けます。
例えば衣紋の抜き具合を後ろの人が決めたら前の人は下前から衿位置を決め、後ろの人は左手で背の皺を寄せながら下前の衿先を押さえる、前の人が上前の衿を置いたら後ろの人は衣紋を崩さないように右手で背中の皺を取りながら衿先を押さえます、前の人は衿合わせの角度や位置など少し離れて確認してから胸紐を掛けるという具合です、これは一例ですが一つ一つの作業が全て二人の連携で成り立ちます。上手く進めば1人着付の半分くらいの時間で仕上げる事も出来ます。
*お手持ちの物を使って手結びの着付け指導をします。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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