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木久学院のきもの勉強会 たちばな会

2025年02月21日 ブログ

木久学院で月に一度行っている勉強会。今月は商品知識 長襦袢について 京ごふく宮下さんにご協力いただきました。

きもの姿を見るとどうしても面積の広い着物に目が留まります、うしろ姿なら帯に真っ先に目がいきますね、帯締めと帯揚げをコーディネートするのも楽しい作業ですが同じように振りにチラリと見える長襦袢も選んで着たいものです、そこで今回は長襦袢について学びました。
長襦袢の生地もきものと同じように上に着るきものによって着分けたいものもあります、素材や織り方の違いも有ります、主に綸子やパレス羽二重またシボの細かい縮緬なども、いずれにしても滑りの良いものです。正装 礼装用のきものには白や薄めの色で無地調のもの生地も重めのしっかりとしたもの、普段着の小紋や紬には濃いめの色や型友禅のような柄ものなど、仕立て方も季節によって違います、もちろん冬は袷で仕立てますが、地域によっては身頃は単衣で袖と裾を袷仕立てにする事も有ります、胴抜きで袖無双にする時は袖付が重さで引ける事もあるようですが、きものの単衣時期はその少し前から長襦袢も単衣仕立てです、同じ単衣仕立てでも薄物時期は長襦袢も薄物生地、麻も有ります、薄物は色や柄が透けるので注意が必要です、最近は洗える絹や東レの爽竹のように化繊でもシャリ感がある涼しい生地が出ています、少し前までは化繊の長襦袢はガサつきや熱の籠りなど欠点が多かったのですが最近は生地の研究から糸の研究に変わり、しなやかで着心地の良い扱い易いものも多く出回っています、衿の作りも広衿、バチ衿、棒衿とお好みで仕立てます。

長襦袢もきもののように擦れたり汚れたりしたら解いて仕立て直す「洗い張り」をします、もともと長襦袢は肌着ときものの間に着てきものの汚れを防ぐ役割がありますから素肌に触れる部分も多く汚れやすいものです、生地にもよりますが糸の細い軽めの生地は縫い目が引けたり生地が依れたりすることがありますので洗い張りをしてシャキッとしたものを着てみましょう、きものに比べて生地が薄い長襦袢は仕立て直す時袖付と袖口を入れ替えたり背中と身頃を繰り回したり裾を詰めたり脇縫いの位置を変えたりと仕立て直しには和裁士さんの知恵と優しさが詰まっています。

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