木久学院の帯専科初級コース。この講義は『帯の種類と結び方』がテーマになっています。
帯専科初級ではひたすら帯結びをしますが、その帯に相応わしい着物を着付けるところから始まります、帯結びは袋帯の他に、丸帯、抱え帯、女児の祝い帯、しゃれ袋帯、名古屋帯、半幅帯に加えて男物の角帯、兵児帯と多彩です、これらの帯結びをしっかり覚えた上にこの講義で改めて帯の種類と特徴その帯に合わせる着物の確認をします。
後半は変わり結びの基本の形のおさらいです、基本型は三種
① ふくら雀、このふくら雀は皇室御用達の形なので、ご存知の方も多く、帯結びのリクエストにもよく登場します、左右対称の羽根とお太鼓と垂れのバランス全体が円の中に収まるように仕上げます。
② 立て矢、基本の立て矢は帯丈が長いと締めにくいので手先の寸法を長く取り調整しておきます、左から右下に向かって羽根を降ろし下側が半円形になるように形作り、お太鼓は背中心に対して上が1:2下が2:1になるよう斜めに作ります。
③ 文庫、文庫も左右対称ですがお椀を伏せたような半円形をイメージして作ります、お太鼓部分が大きくなり過ぎないように、逆に羽根は小さくならないように注意します。
*お手持ちの物を使って手結びの着付指導をします。お気軽にお問い合わせ下さい*
着付の名門 木久学院
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