木久学院の基礎科の合同講義は、お稽古を始めたばかりの人から受けることが出来ます。
講義の内容は着物に関する「基礎知識」からで着物の分類です。着物の分類の仕方は幾つか有りますが、大きく分けて織の着物と染めのきものに分けられます。織のきものは着物の生地になる前の糸の段階で色を染め織りながら柄を出していきます。それに対して染めのきものは最初に白生地を織ってから染色加工し着物が出来上がります。素材は絹の他に木綿や麻、化繊、葛布や科布のような樹皮布、ウールなどもあります。精錬方法、織り方などで分けることも出来ます。帯も同じように織や染めがありますが糸の太さや素材、織り方、柄、柄の置き方でも違いが出てきます。
次に着物を着るに当たり知っておきたい決まりごとを中心に、着物と帯の組み合わせのポイント、衣格、色、関連する柄、季節の柄を考えます。それによって礼装、盛装、街着、普段着、作業着などとT.P.O.に合わせてトータルでコーディネートします。
後半は日常生活に必要な一般作法です。
ご自宅に招かれた時の注意、玄関の入り方や挨拶の仕方の他、最近一般家庭では和室の無い家が多いと聞きますが、和室に招かれた時の座布団の座り方などの実演もされました。
*お手持ちの物を使って手結びの着付指導をします。お気軽にお問い合わせ下さい*
着付の名門 木久学院
静岡市葵区呉服町2-2-22 呉服町ビル4F
TEL : 054-255-9211