高等師範科は、基礎科で自装、専門科で他装、師範科で着物と着付の知識を身につけた方が進級できるクラスです。高等師範科の1年間で知識と技術をさらに掘り下げます。
4月から9月の半年間は知識を深める勉強です、今月は総まとめになりました
着物の保管、虫干し、お手入れ、などの一連の取り扱いに加えて、着物を一度解いて端縫いをし、元の反物に戻して洗い汚れを取る洗い張り、小紋や紬の着物は裾や袖口など汚れが取れない時や擦れなどで傷みが出た時は向きや位置を変えて仕立てる繰り回しと云う仕立て方も有ります、生地や寸法によっては娘さんの着物に仕立てられます、
それでも着られなくなった着物は帯や羽織、コートなどにリフォームすることが出来ます、その後は半纏、布団の皮、座布団、小物や袋物、最後には雑巾になって・・・昭和初期頃まではぼろぼろの雑巾は釜戸やお風呂に焚べられ、江戸時代にはその灰をせっけんとして洗濯をしていたとか、
蚕が吐いた糸を感謝して余すところ無く、最後まで使いきっていたのですね。
＊お手持ちの物を使って手結びの着付指導をします。お気軽にお問い合わせ下さい＊
着付の名門 木久学院
静岡市葵区呉服町2-2-22 呉服町ビル4F
TEL : 054-255-9211
