木久学院の高等師範科は1年間です。4月から9月までは着物に関する知識面、10月から翌年3月までは技術面の勉強をしています。今年はコロナの影響で木久学院所在地にも緊急事態宣言が出されましたので8月の高等師範科はお休みになり、9月の高等師範科の日の午後に振替えられました、宣言下ですが昨年10月に高等師範科に進級された方々にとっては最後の授業です、無事に終了することが出来ました。
この半年は知識面の勉強でしたので、着物の歴史変遷から、糸の紡ぎ方繰り方、着物の生地や帯生地の織り方染め方、それぞれの地方の特徴有る技法等はもちろん、着物と帯の格の合わせ方、色柄による合わせ方、材質による合わせ方などのコーディネートの参考例、着物を着るとき着たときの汚さない工夫、外出後にしなければいけないこと、自分で出来る着物周りのお手入れ方法、素材別の洗濯方法の違いや収納の工夫など、沢山の知識を習得されました。着物の事を勉強して着物を着る楽しみが増えましたね。最後にこの半年間の知識の確認を皆さんでして終了です。覚えておきたい事はまだまだたくさんありますがこの基本的な事柄の上に自分なりに知識を積み重ねて行き少しでも後世に残していただきたいと思います。
＊手持ちの物を使って手結びの着付を指導します。お気軽にお問い合わせ下さい＊
着付の名門 木久学院
静岡市葵区呉服町2-2 呉服町ビル4F
TEL ：054-255-9211
