木久学院の師範二級コースのカリキュラムは6ヶ月、振袖の変わり結びです。
お稽古ではいろいろな帯結びを一生懸命練習しますが、振袖の着物の着付け方も大切ですから講義では体型補正から帯揚げや帯締めのアレンジまでの内容となっています。振袖を着付ける為の前準備、必要な物、必要ではないけどある物、使わなければならない物などの見極めから使い方など振袖を着付ける為に必要なお話がありました。
振袖を着付ける方の大半は一期一会。着付けるお嬢さんの体型も十人十色ですから出来上がりの振袖姿をイメージしながら体型補正を考えタオルや綿花ガーゼなど有る物を使って整えます。衿芯の確認後、衣紋の抜き、衿合わせなどに注意して長襦袢から着物に、重ね衿や着物の衿幅も左右対称に出します。着丈や褄の上り具合の確認後、腰紐を水平にしっかり締め衽線の確認も忘れてはいけません。おはしょりは出来る限り左右同寸に前後の長さも揃えます。ちょっと挙げただけでもこんなに気を付けることがあります‼‼
着物姿が綺麗に決まらなければ、どんなに素晴らしい帯結びも映えませんからここまで特に丁寧に着付けをします。
帯は金糸銀糸の入った袋帯ですが長さ、厚さ、硬さなど様々ですからお嬢さんの体型で思い描いた帯型を結べないことが多いです。長めに手先を取り二巻して帯柄の良い所を前面におき、ひとむすびしながらイメージに近づける様にひだを取り羽根を作り、お太鼓を整え仕上げます。着付け終わりに前後共少し離れて全体の確認をします。
振袖に合う帯の結び方は無限大。多くの形の結び方を習得して着付けの現場で生かしてほしいです。
*手結びの着付けで手持ちの物を使って着付け指導いたします。お気軽にお問い合わせ下さい*
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