今年も残すところひと月半。年が明けるとすぐに成人式ですから、毎年たちばなの会の11月12月は成人式に向けての練習や心得の確認に当てられています。成人式の着付けのテーマの時には多くの皆さんにご参加頂いておりますので密にならないよう、いつもと形を変えて開催しました。
帯結びは 先日ホームページ上でご紹介しました『シャイニー』ともうひとつの新作『楚々』の結び方のレクチャーと主に帯の長さに合わせてパターンを変えられる結び方を披露しました。
帯結びは必ずしも着付け前に思い描いた形が出来るとは限りません。どちらかと言えば出来ないことの方が多いと思います。帯の硬さが丁度よくても長さが足りなかったり、刺繍が片寄っていたりといろいろな要因がありますから頭を切り替えて別の形に結んでいきます。また、胴に巻く部分も重要で、巻けば良いのではありません。帯の柄止まりを左脇より前に出して一周巻き柄の良いところが前に出るようにしなくてはいけませんから、必ず確認をして手先を上に結びます。三本ゴムを背に当ててから、垂れの結び目から左右に羽根を取り､残った垂れ先の分量を見て形を決めますがゴムの掛け方ひとつで形が変わり、まとまりのいい形が作れます。柔軟な考えができると慌てないで帯結びが出来ます。
来月は補正から、本番さながらの着付けを勉強します。初めて会うお嬢さんに着付けをしますのでトラブルも有るかも知れませんが、きっと最後は綺麗に着付けられると思います。
＊手持ちの物を使って手結びの着付けを指導します。お気軽にお問い合わせ下さい＊
着付の名門 木久学院
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