木久学院では、基礎科、専門科、師範科、帯専科などの各コースで合同講義を行っています。講義はコースの内容に合わせそれぞれのテーマがあります。同じカリキュラムでお稽古してる他の分教室の生徒さんたちと顔を合わせる数少ない機会です。今回の帯専科初級は、着付けを習い始めてから一年半から二年で受講出来るクラスです。
さて、この帯専科合同講義では帯の歴史や帯の種類、帯の特徴や衣格などを細かく説明し、帯結びの実技では振袖に結ぶ袋帯の基本の形、お太鼓型の「ふくら雀」立て矢結び、文庫結びの三種を、それぞれに帯の巻き方、寸法の決め方、ヒダの取り方、帯枕の当て方、羽根の広げ方、帯締めの当て方などが丁寧にわかりやすく教えてもらいました。木久学院では、帯結びの時に羽根を仮止めをする仮ゴムを使って指導しています。仮ゴムを使うことで手を動かしやすくしていますが、最終的にはこの仮ゴムは引き抜きますから、この基本の三種類の帯型は帯枕と帯締めだけで結びあげています。
必要以上に紐を使わず結ぶことは大切な帯に負担を掛けず、痛めません。そして帯の材質や柄の雰囲気、そして長さも見て、その帯に適した形に結ぶことも大切なことです。
*手結びの着付けで手持ちの物を使って着付けを指導します。お気軽にお問い合わせ下さい*
着付の名門 木久学院
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