木久学院では、毎年春と秋に着付けの資格取得を目指す生徒さんの着付け技術審査会である「資格審査発表会」を行っています。私達の間では「発表会」と呼んでいますが、発表会は日頃の練習の成果を発表する場ではなく、資格が取得出来るかどうかの公開テストです。審査員が審査をしますが、見学されている先輩、後輩、ご家族、お友達にも審査されている気分の中、着付けをします。今秋は9月15日(日)、静岡市葵区呉服町にある札の辻クロス6F「 札の辻クロスホール』において開催します。開演は12:30~入場無料です。どなたでも見学自由です。
発表会に出場する生徒さん対象に必ず事前説明会が行われます。当日のスケジュールから舞台で行う着付けテストの受け方などの諸注意と課題の着付けの模範技術が披露されます。
先日行われましたのは、前期専門科の方が準着付師になる為の説明会で、課題は留袖に二重太鼓を着付けです。着付けの規定時間は長襦袢から13分。 留袖は生地もしっかりとしているうえ比翼仕立てですから他の着物に比べると重量感があり、五つ紋が付いていますから背中心の歪み、左右の抱き紋の高さのズレなどがはっきり解り、着付けるのが難しい大変な着物です。前期専門科の方は初めての資格審査発表会ですから皆さん真剣そのもの。
翌日には後期専門科が着付師になる為の説明会でした。課題は振袖に変わり結びの着付けです。着付けの規定時間はやはり長襦袢から13分。振袖は袂が長く扱い難い重たい着物です。若い方が着る着物ですから若々しい着付けを心掛け、帯結びもモデルさんに合った大きさ、羽根とお太鼓のバランス、ヒダの美しさなどにも注意をはらい着付けます。テスト合格後には着付師の資格が取得出来、着付けの現場で働くことが出来ます。
人前で着付けを披露することはとても緊張しますから、焦らず落ち着いて着付けることが大切です。わずかな時間の中で完成させなくてはなりませんから繰り返し練習することがとても大切です。生徒さんたちは模範技術の着付けを参考に発表会まで残り一か月半、発表会に向けて練習を積み皆さんの前で着付けを披露しますので、多くの皆様にご覧いただきたいと思います。皆さま是非、足を運んでくださいね‼お待ちしております。
*手結びの着付けで手持ちの物を使って着付けを指導します。お気軽にお問い合わせください*
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