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木久学院の前期専門科 合同講義『花嫁が出来るまで』

2019年07月22日 ブログ
木久学院の前期専門科  合同講義『花嫁が出来るまで』 木久学院の前期専門科  合同講義『花嫁が出来るまで』

木久学院の前期専門科コースの生徒さん達は、自分で装う基礎科を修了し人に着付ける勉強を始めたばかり、まだ4ヶ月、長い人でも1年未満です。
カリキュラムは浴衣に半巾帯、ウールや紬などの織の着物に八寸名古屋帯のお太鼓結び、染めの着物は小紋、付下げに九寸名古屋帯でお太鼓結びや変わり結び、袋帯で変わり結び、訪問着、留袖に袋帯の二重太鼓、男性の紋服、卒業式の女子袴、七五三の男の子と比較的に着付け易い着物の着付けから勉強します。そんな日頃のお稽古と違う花嫁の装いはちょっと興味深いものがあります。お嫁さんを見る機会はありますが、花嫁衣裳の打ち掛けの中がどうなっているのかは実際見てみないとわかりませんね。

 

普段、着付け現場で花嫁の着付けをされている木久流四段の恵川康子先生による花嫁講座は花嫁衣裳が現在の形になった歴史や謂れ 意味等のお話から普通の着物との違い、花嫁衣裳のお支度をする心得、メイクやヘアーセット、着付けなどの注意。。。各道具の名前、説明、使用方法、前準備についてのお話のあと実際に着付けを披露していただきました。
現在の花嫁メイクは普段するお化粧に近いものですが、この花嫁講座では昔ながらの水化粧で行います。少し時間が掛かるので前以て仕上げ、かつら、笄(こうがい)を付け準備して着付けの披露です。


花嫁衣裳は普通の着物に比べると着物が重たい為にタオル、綿花、ガーゼを使いしっかり補正をしますが、花嫁らしい曲線を出す為に少し多めに補正をします。花嫁衣裳の着物は打ち掛けの下に着るので掛下着と云います。衣紋もたっぷり後ろのたぼから握り拳ひとつ半くらい抜き、襟の形が崩れ無いように直角に襟を合わせます。半衿をたっぷり出すように着物の胸元を整えて裾をきめますが、裾が床に広がり裾つぼまりのシルエットを作ります。帯は掛下帯で文庫に結びます。この掛下姿はとてもシルエットが美しいのですが、人目に触れる事はありません。打ち掛けを羽織ってしまうからです。打ち掛け姿も綺麗に仕上がりました。最後に移動に楽なよう着物と打ち掛けを絡げて出来上がりです。

 

木久学院のコースに花嫁専科があります。花嫁専科ではメイクからかつら、着付けまでが学べます。一般的な着物とは違った着付けと人の顔を化粧することは意外にも難しい事が分かる授業は楽しいコースの一つです。

 


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