木久学院の月に一度開催のたちばな会。今月のテーマは、暑さ対策 夏の小物と着付の工夫です。
先月の衣替えの話にもありましたが近年暑い時期が延びていますので、袷のきものより単衣のきものや夏のきものの出番が増えてきました。
盛夏のきものは薄物と呼ばれる織り糸の細い透けて見えるようなものや織り方に工夫をして隙間を作って透けさせたりしたもの、麻などの植物繊維を使ったものなどが有ります。帯もフルシーズン使えるものも有りますが、多くは夏帯で紗袋帯、絽袋帯、夏紬、紗献上、絽綴れなどの他にも麻で織られる各地の上布、藤布、科布などの植物繊維、生糸を使った羅織の帯など夏の帯も探すとたくさん有ります。
小物類も夏に涼しいものを使いたいですね。一年中使えるものも有りますが、下着もクレープ生地だったり、同じ木綿でも超長繊維の海島綿や汗とりにろうそくの芯を使った燈芯芦部織などがあります。伊達締め、帯板、帯枕のように隠れてしまう夏物と、目に見える小物半衿、帯揚げ、帯締め、足袋、草履も夏の着物を涼しくしてくれます。
*お手持ちの物を使って手結びの着付け指導をします。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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