この日は午前中、師範科生が振袖にふくら雀を結ぶところをわかりやすく解説しながら着付けるという査定が行われました。着付に入る前に振袖や袋帯の素材や特徴、帯揚げ帯締め重ね衿など眼に見える物はもちろん、使用する腰紐、伊達締め、帯板、帯枕、、下着類から補正に至るまで全てのものを3分間で説明した後、15分かけて着付ます、着せながらの説明もなかなか上手く出来ません、どちらかに集中するともう一方が疎かになりがちですが皆さんなんとかポイントを押さえて説明することができました。
午後は和服地の勉強になります、着物の生地や帯になる生地のことですが、多種多様に有る生地の中から現在一般的に使用されている生地を掘り下げて学びます。生地を学ぶ前に糸について、糸の前に素材について、絹、苧麻、芭蕉、葛、木綿、化繊などの長所短所、糸に加工する方法や性質、染色方法などなどそれぞれの特徴を比べるだけでも面白いです。
師範科を卒業すると自分の教室が持てますが、生徒さんからは着付技術はもちろん着物全般の質問がきますので和服地を学ぶことは自信に繋がりますね。
*お手持ちの物を使って手結びの着付指導をします。お気軽にお問い合わせ下さい*
着付の名門 木久学院
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