先日木久学院では1年に1度の昇段試験が行われました
昇段試験は段ごとにテーマが決まっています。初段から五段まであり、各段毎に技術試験、筆記試験、面接にレポート提出など、技術はもちろん知識や正確さ、人柄などもとても大切です。
今回の受験者は初段の方と三段の方ですが、
初段の技術は鏡無しで留袖を15分以内に自分で着付けるというもので、補正の確認のため一度長襦袢を脱いで着直します、ですから衿元を決めるのが大変です、いつもの衿合わせが自然と出来るようになるまで練習して、さらに流れるような手の動きが見られるようになると綺麗に着付られるのですが なかなか難しいですね。
三段の方は自装、他装の両方です。自装はもちろん鏡無しで、色無地か江戸小紋の着物に九寸織名古屋帯を締めます。コーディネートも含めて自分らしく、手早く着付けて、規定時間は13分です。他装は初めて会うお嬢さんに振袖を15分で着せますが着物はお嬢さんの寸法に出来てはいないので工夫しながら着付けていきます、帯は文庫結びですシンプルな形ですが羽根の長さや厚みを揃えて左右対称に仕上げるのはなかなか難しいものです。
*お手持ちの物を使って手結びの着付指導をします。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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