木久学院の後期専門科コースの合同講義は『着付師の為のチェックリスト』です。
後期専門科を修了すると木久流の着付師の資格が取得出来ます。
他人に着付ける練習をしていますが、早い方でも着付を始めて一年半程でお稽古で習う着付道具は使えますが、それ以外は使えませんのでそれらの確認と使い方を覚えます。
そして、1番大事なことは着付師の仕事は接客業だと云うことです｡接客業ですから身だしなみ、言葉使いや態度にも気をつけます。その場の空気を読めるように周囲にも注意をはらい、アドバイスを求められる事もありますので流行に敏感になる事、何を求められているの自分の立場も理解しておく事です。そしてもう一つ大事なのは与えられた時間内にきっちり仕上げることです。
着付依頼を受けた時に準備しておきたい物も細かく教えていただきました。着付用クリップと仮ゴムの他に持って行かないといけない物、持っているほうが良い物など丁寧にお話しいただき、態度や服装、いろいろな注意がありました。
着付の小物もいろいろな種類がありますから腰紐や伊達締めの他に仮紐や衿芯、補正具、補助具など使ってみます。最近増えているのは大きな着物を着付けることです。上前をは少し深めに合わせ、腰紐を締めてからもう一本紐を使っておはしょり寸法の調節をします｡帯も長いものは手先を長めに取り帯枕を当てる前に充分遊びを取りお太鼓を作ります。
実際に初めてお会いするお嬢さんに振袖を着付てみます。下着を着けタオルを使い円筒形に体型を整えるところから一つひとつ問題を解決しながら着付けていきます。その時にある物で仕上げる事も大切だと思います。
＊手持ちの物を使って手結びの着付けを指導します。お気軽にお問い合わせ下さい＊
着付の名門 木久学院
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