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木久学院の前期専門科 花嫁が出来るまで

2021年02月17日 ブログ
木久学院の前期専門科 花嫁が出来るまで 木久学院の前期専門科 花嫁が出来るまで

木久学院の前期専門科では6か月。着物は織の着物から染めの着物、帯は半幅帯、名古屋帯、袋帯と進み留袖の着付けで修了です。また女子袴、男性の紋服、七五三の五歳男児の着付け方も学びますので覚えることも多く大変ですが、ひとつひとつ覚えていくのは楽しいと思います。今日の講義はいつものお稽古とまったく違う着付け方の花嫁の着付けです。


はじめに現在の花嫁衣装に落ち着くまでの起こりと変遷、衣裳や附属小物の名称、末広、懐剣、筥迫、抱え帯などの役割りなど、着付け以外について説明がされ、実際に着付けの実技を見せていただきました。
予め水化粧で花嫁メイクに鬘に笄を挿したモデルさんに足袋裾除け肌襦袢姿で出てもらい襟足をたっぷり出せるように肌襦袢を着けます。花嫁が着る着物は一般の着物より重いです。そのため重い衣裳を着ける為にタオルを8〜10枚使って体型補正、というより帯や打ち掛けの重さに負けない土台作りをします。そして重い衣裳ですから着付けは前と後二人で息を合わせて着付けます。たっぷり衣紋を抜き半衿の合わせは90度になる様にし、伊達締めの変わりに伊達巻きで胸から腰までをしっかり堅めます。掛下は半衿の合わせ目で4cm耳の下で2cm出るように衿を合わせ、裾は20cmほど残し裾つぼまりにします。掛下帯は袖付けいっぱいに出来る限り高く巻き文庫に結びます。打ち掛けを羽織らせ衿付けをぴったり付けると帯から裾までのラインがすっきり綺麗にまとまります。
移動しやすいように裾を短く絡げて、綿帽子を被らせ仕上げます。

現代では見る機会が少なくなった鬘に水化粧の白無垢の花嫁姿は受講生に新鮮に映ったのではないでしょうか。



*手持ちの物を使って手結びの着付けを指導します。お気軽にお問い合わせ下さい*
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TEL:054-255-9211





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