木久学院の師範科は1年間です。この1年間はお稽古のほかに実習やテスト、講義で大忙しです。
今日はモデルさんに振袖を着付けます。着付けにあたり着物や帯の素材、織り染め、柄の特徴や構成などなどの解説に加え、帯揚げ、帯締め、半衿、伊達襟、足袋のように着付けてから目に見える物はもちろん、その下に隠れてしまった腰紐、伊達締め、裾除け、肌襦袢、長襦袢から補正の仕方まで、振袖の着付けに関わる事は全て解説をします。
前解説の後、いよいよ着付けに入ります。着付けながらもひとつひとつポイントを捉えてどんな動きをするかを説明しながら着付けていきます。着付ける過程を説明する事が一番大切ですので観ている相手に手元を見せることが望ましいのです。
衣紋の抜き具合を決め、衿合わせ、胸紐の掛け方シワの取り方、袂の扱い、衿止めクリップの止め方、着丈、身幅を決め腰紐の当て方、衿合わせ、胸紐の掛け方、おはしょりの作り方、伊達締めの役割、帯のたたみ方、持ち方、巻き方、締め方、結び方などふくら雀が仕上がるまでを解説します。頭で言葉を覚えるのは難しいので行動に言葉を重ねるようにして練習するといいと思います。みなさんそれぞれ工夫して練習をしているようです。
*手持ちの物を使って手結びの着付けを指導しています。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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