木久学院の後期専門科コースの合同講義は「着付師としてのチェックリスト」です。後期専門科の方はコースを修了すると着付師の資格を取得します。着付師資格が取れても直ぐに着付師として活躍するのは難しいのが現状・・・やはり経験を積んで上達するものですから、手結びの着付けをモットーにしている木久学院のお稽古では使われない、いわゆる着付け便利グッズの扱い方など、着付師になって依頼を受けた時に見たことのない物があってはいけないので特に世間に出回っている物の扱い方、考え方、利点、欠点などを紹介します。
そして最近の傾向は身体に合わないサイズの着物を着せなくてはいけないことです。以前は成人式に晴れ着を新調して着付けることが多かったのですが、今は振袖はレンタルやお母さん、親戚のお姉さんなどから借りた物が増え上手に着付けることが難しくなっています。サイズが合っていない着物を着付けるという応用力が着付けの現場では必要です。それでも借り物に見えない様に着付ける工夫や努力をします。
後半はまさに現場の着付け風景で、狭い場所で前姿、後姿をそれぞれ責任持って2人で着付けます。お会いしたばかりのお嬢さんに振袖を着付けますが、着物や長襦袢の寸法もサイズが合っているのか分かりませんからタオルの補正は少なめに、着付けの便利グッズもいくつかありますから残さずに使います。少し帯が短いですが華やかな帯結びが出来ました。
*手持ちの物を使って手結びの着付けを指導します。お気軽にお問い合わせ下さい*
着付の名門 木久学院
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