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木久学院の前期専門科 合同講義 『花嫁が出来るまで』

2020年08月28日 ブログ
木久学院の前期専門科 合同講義 『花嫁が出来るまで』 木久学院の前期専門科 合同講義 『花嫁が出来るまで』

木久学院の前期専門科コースの合同講義は花嫁姿が出来上がるまでの手順を見ます。
前期専門科の方は他人に着付ける勉強を始めて4〜5ヶ月で、浴衣から織りの着物、染めの着物を着付ける練習をし、最後の課題でもある留袖の着付けに入る辺りでしょうか・・・他装着付けに慣れて来た頃です。花嫁さんが着られる白無垢は一般的に私たちが着る着物とは着付け方が違いますから着付けをマスターする道のりは長いです・・・


初めにモデルさんには足袋、裾除け、肌襦袢を着けてもらい花嫁化粧(水化粧)をしてカツラ、笄を付けます。そして着付けに入って行きますが、先ずタオルや綿花を使いボディー作りをします。花嫁衣装はそれ自体が重たく何枚か重ねて着る為、体型補正をきちんとしておかないと着崩れてしまいますからタオルや綿花、ガーゼを使って念入りに作ることが重要です。
ボディー作りが出来たら着付けに入ります。衣紋はたっぷり抜き、首の下で直角になるように襟合わせをします。半襟も普段の着物の倍以上出し華やかにします。着物は掛下着物で裾を引き、裾つぼまりにしてマーメイドラインを作ります。


帯は掛下帯という巾が六寸ほどの袋帯を締めます。時代劇で見るような帯で文庫結びをします。
最後に打ち掛けを羽織らせますが、後ろの文庫結びが壊れないように整えて衣紋、振り、裾を整えて全体の花嫁姿を形作って仕上げます。

現在は和装でもカツラを付けず洋髪の方が殆どとなってしまいましたが、この講義では敢えてカツラを付けた花嫁姿を披露しています。見ることが無くなったからこそ見ることが出来る貴重な講義です。

 

*手持ちの物を使って手結びの着付けを指導します。お気軽にお問い合わせ下さい*
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