木久学院の和服地は着物や帯の織生地・染生地の他に浴衣、胴裏、長襦袢などの生地見本帳です。直接触って感触を確かめることが出来ますので生地の堅さやしなやかさが解りどんなものに使われるのか、適しているのかを自分で考えることが出来ます。
師範科を終了したら着付け教室を開業出来ますが、着物や帯を一度に揃えることは出来ません。多くの種類の着物や帯を持っていなくても着付け方の指導は出来ますが、着物の素材や材質、染め方や織り方によって着付け方の微妙な違いを説明するのにちょうどいいのがこの和服地です。
木久学院創立直後から和服地の研究がされていました。当初は着物や長襦袢を仕立てた残り切れを自分で集めて見本帳を作っていましたが一人二人の残り切れではたくさんの生地は集められません。そこで昭和59年、満を持して木久学院で42種類の「和服地」を作成することになりました。当初の生地見本帳はA4版の手すき和紙に一枚ずつ実物布地が貼られて紅色のクロス貼りの箱にしっかり収まっていました。現在の「和服地」は生地見本も厳選された37種類に、箱も持ち運びが楽になり収まりが良くなっています。いろいろな生地の特徴や性質の説明を伝えるのに丁度良いです。いろんな場面で活躍できそうです。
*手結びの着付で手持ちの物を使って着付けを指導します。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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