着付の名⾨⽊久学院では、静岡県を中⼼に、きものの着付けが学べます。

お知らせ・コラム

日本着付師協会 春のイベント

2020年03月09日 ブログ
日本着付師協会 春のイベント 日本着付師協会 春のイベント

年に一度開催しているイベント。ここ数年は着物にまつわる物を手作りすることをしていますが、自分で作れば出来上がりがイマイチ(汗)でも愛情が湧きますね。

今回も着物に関わる何かを手づくりでと考え、簡単に作れる夏向きの肌襦袢を手縫いすることになりました。


肌襦袢とは着物の下着です。着物を着てしまうと中はどうなっているのだろう?と思いますよね。着物の下には着物専用の肌着を着ます。そして下着の着け方に順番があります。まず初めに足袋を履きます。次に裾除けを付けます。裾除けは蹴出しとも呼ばれますが最近ではステテコ型の物も出回っていて、なかなか快適です。その次に着けるのが肌襦袢です。この三点は直接肌に触れるものですから、手触りが良くしなやかで肌に馴染むものを選びたいですね。


さて、今日の夏向きの肌襦袢はどんなものかというと身頃だけで出来ているのです。
市販されている肌襦袢は身頃に衿、袖、衽を縫い付けて仕立ててありますので、これを自分で作るのは少し難しいです。そしてなにより2時間ではとても出来ません。ですから今回は袖も衽も付けず、2時間で作れる肌襦袢作りに挑戦しました。


作り方は・・・肌襦袢の身丈の4倍のさらしを用意して中央を切ります。2枚重ねて左を輪にし、右に裁ち目を置き上2枚の手前1センチを縫って背縫いを作ります、反対側には4枚重ねて脇縫いのヘラをして袋縫いで仕上げます。衿ぐりは、繰越と衿肩明に丸みをつけて斜めに切り落とし、細く三つ折りにして上から並縫いで押さえます。裾は裁ち目から2センチの縫代を取り、三つ折りぐけで仕上げます。文章にすると長いのですが実際に縫ってみると簡単に仕上がります。


今日は冷たい雨が降った上に、新型コロナウイルスの広がりで不要不急の外出禁止令が出ていますので、日曜日ではありますが人通りは少なく学院の周りも普段より静かでした。参加してくださった皆さんもマスクをしてアルコール除菌シートを持ってイベントに参加してくださいました。ありがとうございました。
今は世界中が非常事態です。私達が個々に出来る事は少ないですが、感染を広めないように心がけて乗り切りましょう、また皆さんに楽しんでいただける事を企画します。

 

*手結びの着付けで、手持ちの物を使って着付指導します。お気軽にお問い合わせ下さい*

着付の名門  木久学院
静岡市葵区呉服町2-2 呉服町ビル4F
TEL : 054-255-9211





気軽に体験。ワンコイン!お試しレッスン!

お問い合わせ

きものを自分で着てみたい、
着付師の仕事をしてみたい方、
お気軽にお問い合わせください。
お試し体験レッスンも
お気軽ご来校ください

Copyright (C) KIKUGAKUIN. All Rights Reserved.