今日は資格取得コースの前期専門科・後期専門科を勉強されている生徒さんの中間テストと師範科を勉強されている生徒さんの修了査定が行われました。
専門科コースは各6ヶ月間ですが、勉強を始めて3ヶ月目に中間査定があります。これは9月15日に行われる第122回木久流 資格審査発表会に出場する為の審査会で、各コース別に決められた課題を規定時間で着付け技術テストです。師範科は1年間のうちにテストがなんと発表会を含め5回あります‼が、その内の3回目に当たるのが修了査定です。
どんな内容かと言いますと・・・
前期専門科は染めのきものに九寸名古屋帯をお太鼓に結びます。規定時間は13分。
後期専門科は振袖に袋帯で変わり結びを基本型三種のうち一種を結びます。規定時間は15分。
前期専門科は人に着付けるお稽古を始めてまだ2ヶ月ちょっとですが僅かな時間の中でツルツルとした染の着物を正しい手順で着付けられているかを見ます。後期専門科は前期では学んでいない振袖に変わり結びをお稽古します。振袖には欠かせない華やかな帯結びですが、羽根を取り、その羽根に様々なヒダを作るのは簡単そうでムズカしく、手の使い方がとっても大切になります。前期とは違った着付けの難しさがありますが振袖の着付けと帯結びの基本の形を前半で徹底して学びます。何事も基本が大切です。
師範科の修了査定は大変です。これまでの2回のテストは使う着物や帯・小物についての説明から着付け方を解説を交え行う形式でしたが、今日は実践さながらのテストです。初めて会うお嬢さんに振袖を着せます。体型補正からしますが人の身体は千差万別、タオルや綿花を使い体型を整え、きものを綺麗に着付け基本型をアレンジした帯結びの中から得意なひとつを結びます。その規定時間は13分。初めてお会いする方を13分で着付けするなんて・・・無理‼と思ってしまいますが、このようなテストは今後、実際に着付け現場へ出た時、このテストの経験が大いに役に立つのです。
どのコースのテストもかなりハードですが皆さん緊張の中、練習の成果を発揮して頑張りました。テストでは審査の先生からアドバイスを受け、次のステップである9月15日に行われる第122回 資格審査発表会に向け着付け技術に磨きをかけ挑戦します。
尚、会場は静岡市葵区呉服町にある札の辻ホールです。どなたでも見学自由ですから頑張っている生徒さんを見に来て応援してください。お待ちしています。
*手結びの着付けで手持ちの物を使って着付けを指導します。お気軽にお問い合わせ下さい*
着付の名門 木久学院
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