まだ少し風は冷たいのですが 晴天に恵まれた3月31日、木久学院の合同修了式が行われました。
3月9日の資格審査発表会に出場された全員が資格試験に合格し、この日を迎える事が出来ました。
一年間、または半年間、着付け技術を学び、練習を重ねて習得された皆様です。
自分で装う『基礎科』が終了すると次へのステップとして専門科のコースがあります。
専門科は前期と後期に分かれていますが、それぞれ半年間学ぶ資格取得コースです。
前期では普段着から留袖までの一般的な着物と男性、男児の着付け技術を習得し、試験に合格しますと準着付師資格が取得出来ます。次の後期では振袖の着付け、袋帯の変わり結び基本の三種と応用型、七歳の祝い着の着付け技術を習得し、試験に合格しますと着付師資格が取得出来ます。着付師として着付け現場で着付けの仕事が出来ます。
専門科が修了しますと次のステップとして師範コースがあります。
師範科は一年間、着付技術、きものの知識、指導者としての指導方法や表現力など総合的に学びます。基礎科や専門科の技術や知識に加え理論やコツを取り入れ、より深く理解し人に伝えられるように勉強をしますから一番忙しいコースですが中身の濃い一年を過ごします。資格試験に合格しますと師範三級資格を取得し、ご自分の着付け教室が開けます。
次は師範二級ですが半年間、振袖の変わり結びを習得します。基本型アレンジの勉強で帯の厚みや長さ、着る方の体型などを考慮して帯の結び方を決められるようにします。また、帯揚げや帯締めのアレンジテクニックも勉強し、資格試験に合格しますと師範二級資格を取得出来ます。これで成人式の着付はお任せ!自信を持って着付けに望めます。
また、木久学院で開講している高等師範科は知識と技術を学ぶ一年のコースです。着物の歴史から着物や帯の生地、素材や扱い方、テーブルマナー、自装・他装の技術と着物の知識を深めていきます。知識と技術だけではなく、他の着付け教室に通われている方とも一緒に学ぶことで仲良くなり、着付けを通して輪が広がるコースです。
皆さんそれぞれの課程を修了して、また次の目標に向かってくださいね。
式では資格証の授与、優秀賞や皆勤賞の表彰も行われ、分室長の祝辞、卒業生謝辞で閉会です。
第二部の記念会食では、ゆっくりお食事をいただき、各テーブルごとにカラオケや演し物、ゲームなどで楽しいひと時となりました。
*手結びでの着付けで手持ちの物を使って着付けを指導します。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
静岡市葵区呉服町2-2 呉服町ビル4F
TEL:054-255-9211