成人式を前に木久学院の今年最後の勉強会で披露した振袖の帯結びの結び方を解説します!
成人式は一生に一度の記念日です。多くのお嬢様が振袖を着て成人式の式典に出席されます。
振袖に欠かせないのが華やかな帯結び。着付師の腕の見せ所でもあります。
振袖の帯結びの種類は数多くありますが、見た目の華やかさだけではなく崩れないという安全性がなくてはなりません。
また、現代では羽根を止める三重ゴムを使って結ぶことがほとんどですが、このゴムが見えたら華やかさも半減します。
今回の振袖の帯結びのテーマは「安心・安全・簡単」で華やかに見える帯結びです。
帯型は『ドリーム』
尚、三重ゴムは外から①②③とします。
①後ろ柄に手を上に結び三重ゴムを背に付けます。
たれの結び目から左肩に追いかけひだの羽根を作り三重ゴムに預けます。
この時、残りのたれは裏表に広げておきます。
②手先に三山ひだの羽根を作り①の羽根に重なるよう三重ゴムに預けます。
③たれ先に三山ひだを作り①②のゴムにかけてから手前に一回転させもう一度②のゴムだけに通します。
一回転させた部分はふっくらさせておくのがポイントです。
④わになっているたれの残りの中心で三山ひだを取り①のゴムに通します。
⑤羽根を持ち上げるように帯枕をあて帯揚げを掛けます。
手先の残りで帯締めを通し太鼓を作ります。
*手結びでの着付けで手持ちの物を使って着付けを指導します。お気軽にお問合せください。
着付けの名門 木久学院
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