今年最後のたちばな会はクレーム対応です。
着付技術が未熟な故のクレームについては練習して腕を磨くほかはありませんが、それ以外のクレームは回避出来ることがあるはずです、どんなことがクレームにつながるのか、クレームにならない為にはどうしたらいいのか、いろいろ具体的に教わりました。
着付師は接客業です、多くの場合着付中の30分くらいを2人きりで過ごしますのでコミュニケーションを取ることは大切な仕事の第一歩です、大きな会場で着付ける時はまず名前の確認、そのきものがその方のきものか確認します、きものを着られる方のシチュエーションを把握しておくことも良いと思います結婚式なのか、成人式なのか、お茶会なのか、お葬式や法事なのか、話のきっかけを作ることも出来ますし内容も変わってきます。不祝儀以外では着付けに必要な会話の他ににこやかな笑顔で接すること、無駄に話掛ける必要はありませんが着付け途中の不具合を訴えやすい雰囲気を作ることも大切です、上から目線で押さえつけたり、やたらと謙る必要もありません、自然に話せれば緊張もほぐれることでしょう、きものに汚れやほつれ、他の小物類に不具合を見つけた時等の対処の仕方、伝え方、また送り出す時は「ありがとうございました」「行ってらっしゃいませ」のように一言添えると印象に残りやすいです。
写真は同じ体型のボディに大、中、小のサイズの違うきものの着付けの工夫の解説をしている中村由美学院長です。
*お手持ちの物を使って手結びの着付け指導をします。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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