木久学院が月に一度開催している着付けの勉強会「たちばなの会」
10月は師範科を修了されたばかりの新しい分室長が参加されますので、今回のたちばな会は『基礎の押さえ』の他装編です。基礎の押さえですから木久学院で使われているテキストに沿って丁寧に着付けますが、どうしても言葉や写真では伝えられない動きを分かりやすく説明しながら着付けます。
木久学院では自分で着付けるときに晒しで補整用のキャミソールと腰パットを作っていますので、それらが正しく付けられているか確認をしますが、タオルや綿花を使った補整も行います。着付用クリップは小さい物を2つだけが望ましく、衿芯は三河芯を使用し、胸紐、腰紐はモスリンか楊柳の絹物を使用します。
着付けは、胸紐は脇で緩みをつまんで背中のしわを寄せながら締め、伊達締めは博多織を後ろで綺麗に折り返して使用、長襦袢の伊達締めは綺麗に裾つぼまりにする為とお腹回りをすっきりさせるように使いますがきものの伊達締めは次に締める帯の巻きがずれないように厚みを整えて水平に巻きます。
帯は名古屋帯も袋帯も屏風畳みにして手に持って巻きます。手先は左から右へ、お太鼓の大きさやたれの長さも大き過ぎないようにバランス良く着付けます、帯揚げ帯締めは衿合わせと同じ左が上にくるように結び整えます。
*お手持ちの物を使って手結びの着付け指導をします。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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