今月のテーマは体型別着付の工夫です。
日本人の体型は肩が下がっていて首がほっそりしていて胸とウエスト、ヒップの差が無いと云われていました、そしてそのままきものの似合う体型として小柄、なで肩、ぽっちゃり体型などと言われるようになったようですが、きものは首から上の顔と手首から先以外は衣を纏うよう出来ていますのでどんな体型でも着こなすことができると思います。
直線裁ちされた平面的な布を立体的な私達の身体に纏うのできものが日常着だった頃は補正のことは考えなかったと思いますが明治以降、現代のきものは非日常の改まった場面に着ることが多くなり綺麗に着付ることがマナーになってきました。着崩れを防ぐ為の着付ける前の体型補正が大切になってきました。そして時代と共に研究され、今も尚補正の研究がされているのはそれほど大変な、大切なことだと言えそうです。
補正が必要なところは一般的には胸元、ウエスト周り、ヒップの上ですが下着をきちんと着ける事で補正の土台作りをして凹凸をなだらかにします、体型にかかわらず肉が柔らかく動き易い胸元を押さえ、腰紐を締める腰骨あたりにタオルを当てます、きものや帯の厚みや分量のかげんが有りますので多くなり過ぎないようにします。
たちばな会では反り腰対策のほか、巻き肩、猫背、ぽっこりお腹などの対策研究がされました。
*お手持ちの物を使って手結びの着付け指導をします。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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