空は透き通るように澄み、雲高く晴れ渡った秋の朝でした。
今日はこの半年間のお稽古の成果を披露する日。皆さん緊張の面持ちです。
今回は前期専門科、後期専門科、師範二級の三部門の技術試験です。
前期専門科は留袖を13分でモデルさんに着付けます。6月には小紋の着物に織名古屋帯を締めるという中間査定が行われましたが、今回は小物類も指定の物を使います。帯揚げは綸子や縮緬の平らな物、帯締めも丸ぐけ丸組みではなく平らな平打ちの組紐です。腰紐はモスリン、伊達締めは博多織、キチンと補正用のキャミソールと腰パットを付けて着付けをします。これは着付け易い小物を使って時間内に綺麗に着付ける査定です。
後期専門科は振袖を13分で着付けます。予め時間割の指定の帯結びの中からモデルの身長や体格、帯の長さなどいろいろ考慮したうえで1種を選び申請した形を結びます。いつもの教室とは違った雰囲気のなか、緊張しながらも落ち着いて着付けられました。
師範二級は楽屋で着物までを丁寧に着付け、時間割の中から選んだ帯型をテキスト通りに結び、帯締めや帯揚げは自由にアレンジをして8分で仕上げます。技術の披露は帯結びだけですが査定の評価はトータルで行われます。
少し汗ばむこともありましたが 全く雨の気配もなく清々しい一日でした。
*手持ちの物を使って手結びの着付を指導します。お気軽にお問い合わせ下さい*
着付の名門 木久学院
静岡市葵区呉服町2-2 呉服町ビル4F
TEL:054-255-9211