毎月第3日曜日に行われているたちばな会ですが今月は先月に引き続き成人式の着付です。
先月はママ振袖と帯を使っての変わり結びの披露が行われました。今月は着付に行く時に必要な持ち物と万ケ一の時に持っていると安心な物とその使い方など現場で慌てないように教えていただきました。誂えた振袖もママ振袖もレンタルの振袖も含めていろいろな場面を想定して起こりうる問題の対処の仕方、起きてしまった事の後始末の仕方、などなど若い人も多いのでベテラン先生の体験談は興味深々で皆さん熱心に聞いていました。
実技披露では成人式の当日、本番さながらの着付けが披露されました。
モデルさんは19歳、初めての振袖と帯ですのでサイズが合っているかも分かりません。それでも足袋、裾除け、肌襦袢を着ける間に体型を良く観察して触れるところはさりげなく触れて、どんな風に補正をしたらいいか考えますがその間手を止めないように動かします。
タオルで補正をしますが場合によってはガーゼや綿花を使う事もあります。補正のタオルに腰紐が重なるようにしっかり締め、衣紋の抜き具合やおはしょりの寸法にも気をつけて着物を着せます。帯は胸高に巻き、車移動しても崩れないようにお太鼓型がお勧めです。上部に羽根が5枚有れば華やかな帯結びに見えます。羽根の数ばかりではなく長さやひだの取り方、置き方でも印象が違いますのでバランス良く仕上げるのが大切です。
いよいよ年明けです。着付師の皆さん頑張ってくださいね。
*手持ちの物を使って手結びの着付を指導します。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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