いつまでも続くコロナ自粛下で、時間のできた着付師は自分の技術の見直しをしてくれていると思いますが、着付けの上達は人型のボディーに着付けてもあまり効果は無いようで(ボディーは手順を覚えたり帯結びの研究には必要です)着付けの練習は生きた人間に着付けてこそ、技術の質を高めることが出来るのではないでしょうか。
木久学院では毎年翌年の着付け依頼の為に着付け技術の確認をしています。
今年は「ママ振袖」の設定で技術確認を行なっています。モデルさんは成人式前のお嬢さんにお願いしました。振袖を着たことのないお嬢さんもいらっしゃる初々しい方々です。
着物や帯は30年も40年も前の物ですが、帯締めや帯揚げ、重ね衿といった小物類は現代色の出る物を合わせて、その他補正用タオルが五枚、腰紐四本、伊達締め二本、帯枕、帯板二枚、三重ゴムなどが準備されています。着付師は自分が着付に必要な物だけを持って来ます。市販されている着物雑誌から帯結びを選んで着付けるという本番さながらの状況での技術確認です。着る人の体型にあわせた着物はとても着付やすいのですが残念ながら現代では今回のようなママ振やレンタル品が多く、ジャストサイズはほとんど有りません。
*手持ちの物を使って手結びの着付を指導します。お気軽にお問い合わせ下さい*
着付の名門 木久学院
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