木久学院のカリキュラムの中に、一年間の勉強をする師範三級が有ります。
丁度半年勉強してきた今日の査定は、若いお嬢さんに振袖を着付けて「ふくら雀」と云う名前の変わり結びを締めるというものです。3分間で振袖や帯、使う小物などの説明をしてから、実際にモデルさんに着付けながら着付け方の解説をします、規定時間は15分。
この査定は、振袖を上手に着付けるのはもちろんですが、着付けや着物のことが解らない人に理解してもらえるように説明できるか、着付けている手元を見せられるか、淀みなく話せるかなど、いろいろなことに気をつけてわかってもらう事が大事ですから、多少時間がかかってもひとつひとつ確認しながら、丁寧に着付けていきます。
皆さん 練習の成果は出せたでしょうか?
午後は昇段試験の講習会です。木久流の着付け教室では段制度を取り入れています。
一年に一度行われている木久流の昇段試験も今年で42回目となりました、今年はコロナウイルスの影響で、木久流の昇段試験の日程がひと月程先送りになりました。変更されましたひと月が技術向上に一役かってくれると良いのですが、試験となるとどうしても緊張してしまいますがそこを乗り越えて技術、知識の向上に努めてほしいと思います。
昇段試験は、前以てレポートを提出、試験当日は技術審査、筆記審査、面接が行われますが 受験の段によって内容が違います。ちなみに初段は留袖の自装です。皆さんそれぞれの課題に挑戦されます。
*手結びの着付けで手持ちの物を使って着付けを指導します。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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