木久学院では師範科を修了すると着付け教室を開業することができますが、着付け方だけでは着付け教室を維持することは出来ません。キチンとした指導者を育てるために師範科のカリキュラムには着付け技術の指導だけではなく、着物や帯についての知識を学ぶ講義も組み込まれています。師範科ではこれまで勉強してきた自分で装う基礎科、他人に着付ける専門科の確認と理論付け、補足をします。
今日は着物や帯の生地、素材の講義です。着付け教室の先生になった時に 沢山の着物を一度に揃えるのはとても無理ですが、そんな時、困らないようにいろいろな生地を集めた見本帖を使って着物や帯の説明をすることができるようにしています。真新しい箱に入った見本帖を1枚づつ説明してもらい、指で触って確認していきます。見本帖は、染め生地の代表的な縮緬や綸子、羽二重 などから 織生地の紬やお召し、夏生地の絽や紗、木綿の染め生地、帯生地など 37種類。
糸の紡ぎ方、絣の入れ方、織り方、染め方、見分け方等、着物や帯に仕立てられる前の 生地ができるまで や特徴、あるいは起こり等のお話し がギッシリと盛り沢山の講義です。
*手結びの着付けで手持ちの物を使って着付けを指導します。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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