10月からの高等師範科は技術の研鑽です
10月は他装の基本で、染めの着物に袋帯や名古屋帯を基本通りに丁寧に着付けていました。
今月は振袖の基本です、ただし基本通りに着付けられるのはモデルのお嬢さんの寸法で誂えられた着物を着付ける時だけかも知れません。普段は着付用ボディを使って練習していますが、着付けの上達には人間に着付けるのが一番ですので今回は受講生がお互いに着付けあう相モデルでの練習です。
二十歳のお嬢さんの体型ではありませんがそれなりに若々しい体型づくりをして振袖を着付けますが、きものの寸法も大きかったり小さかったりで身体に合っている物は少ないのでどうしたらすっきり、きものの寸法の違いを感じさせない着付けが出来るかを考えながら着付けます。若さを出すのは衣紋の抜き具合、衿合わせの角度などと前帯の幅、高さ、おはしょりの幅や褄の上がり具合など様々あります。
帯結びも基本に則り、バランス良く羽根を取りキチンとひだをとってしっかり帯枕で押さえて形を整える事が出来るかが大切ですね。上手に振袖を着付けられた皆さんは若いお嬢さんに見えました。
*お手持ちの物を使って手結びの着付指導をします。お気軽にお問い合わせ下さい*
着付の名門 木久学院
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