今年最初の高等師範科は、裾引きと助手の仕方がテーマですが、この二つを習得するには花嫁着付が1番です、着付師1人で着せる場合もありますし、メインの着付師をサブの着付師がサポートする場合もありますが、花嫁衣裳は重たく扱いにくいので、着付師が前後に分かれてそれぞれが責任を持って着付けることが出来ればお嫁さんへの負担も少なく短い時間で着付けられます。高等師範科の1日では覚えられないとは思いますが、木久学院ではメイクから一通り花嫁姿を作る、3ヶ月の花嫁講座もございます。
重たい衣裳を支える為、念入りに補正をしますが 人によっては肩先に厚みを持たせたり帯が下がらないようにヒップの形を整えたりボリュームを持たせたりと普段の補正とは違う体型を作ります。ガーゼを使って胸元をしっかり固定すると上半身に綺麗なラインが作れます。後ろの衣紋の形を綺麗に決めて、前の人は衿合わせを直角に合わせます、協力して胸紐、腰紐、伊達巻きをして掛下着物を羽織らせ裾引き姿を作ります丸みのあるヒップラインから裾つぼまりになり、綺麗な裾引き姿を作ります。
帯は掛下帯で長さは袋帯と同じくらいですが、幅は狭く24〜26センチくらいです。
帯結びは基本の文庫結びですが、幅が狭い分小振りになります。
帯下線に抱え帯を締めて、懐剣、筥迫、末広を付ければ出来上がりです。
皆さん普段は目に触れることの無い掛下姿を美しく仕上げていました。
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