木久学院11月のたちばな会は成人式の着付です。
着付師にとって一年で1番忙しいと言っても過言では無い成人の日を滞りなく満足していただける着付けが出来るように確認しながら準備をしておきます。
その中でも今月は振袖の帯結びと小物の結び方のコツを教えていただきました。
帯は前面に良い柄が出る様に手先の長さを調整して一周巻きますが、帯板の大きさ帯の厚みや硬さで帯板を入れる場所を決めたり、体型体格に合わせて帯の幅を広げたりします。前の柄を良くすると手先が長く残るので、後ろで結ぶ時は手先を上に結び下に下ろしておくと結び目が下がらず、余った手先の処理が綺麗です。弛み止めに帯の上から仮紐を締めるのもいいですね。
帯結びはシンプルだけど手早く結べ崩れないお太鼓型を三種類紹介。
三種の帯型は途中まで同じ作り方で、左右の肩に羽根を作り残った垂れ先の置き方を変えています。帯の長さや厚みでヒダを決めたり羽根の数を変えています。
帯揚げは、はずれないように出来るだけ帯の中に入れ可愛く大空を舞う鴎の形にするのがいいですね。帯締めは本結びでしっかり締めますが、飾り結びを希望される方が多いので練習が必要です。
*お手持ちの物を使って手結びの着付指導をします。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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