五ヵ月ぶりのたちばなの会になりました。
まだまだ自粛生活は続いていますが、たちばなの会を楽しみにしていてくれた方や、今回のテーマの着物まわりの生地について勉強をしたいと思っていた人が集まってくださいました。スペースを取って皆さん同じ方向を向いておしゃべりをしないように……。
2月のたちばなの会で、着物の表生地の勉強をしましたので今回はそれ以外の生地について教えていただきました。
今回は表地ではなく裏地の生地を主体に行ないました。裏地と言っても実は色々あります。写真にある紅絹や羽二重の胴裏から、八掛(裾回し)生地の選び方、合わせ方、気に入った色が無い時は染めてもらうことも出来ます。八掛の色で着物が華やかになったり落ち着いた物になったりします。色を合わせる作業はとても楽しいものですから呉服屋さんに任せてしまわないで相談しながら気に入った色を合わせましょう。
長襦袢生地は綸子、縮緬、麻、紗や絽の他に楊柳や綿レースなど様々ですが色や模様を見ると無限大です。いずれにしろ正装は白地で、普段着は色や柄で遊びたいですね。
その他の帯揚げ、半衿、裾除け、羽裏、足袋などもそれぞれに適した生地の選び方、合わせ方を教えていただきました。
夏の下着類にも、木綿や麻、最近では洗える絹製品も有ります。暑さ対策に海島綿、灯芯のあしべ織などもあります。着物を着たときの着姿を想像しながらひとつひとつ合わせていくのは楽しいものです。
*手結びの着付けで手持ちの着物を着る指導をします。お気軽にお問い合わせください*
着付の名門 木久学院
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